アフラックの子供保険(学資保険)には医療保障や養育年金がないけど、大丈夫?


学資保険(子供保険)の中には、通常の学資金の準備だけでなく、子供の医療保障や親に万が一のことがあった場合の養育年金が付くタイプのものがあります。


アフラックの「かわいいこどもの保険」には医療保障や養育年金は付いていません。どうせ学資保険に入るなら幅広い保障がほしくなるのが人情ですが、闇雲に保障を広げることは保険料のムダにつながりやすいものです。


今回は学資保険に付く医療保障や養育年金の是非について、しっかり「数字」に基づいて考えていきたいと思います。


以後、医療保障と養育年金が付くタイプの学資保険のひとつである、三井住友海上きらめき生命の「こども保険」を例にとってお話を進めていきます。


32歳の父、2歳の娘という、私の家庭の設定にすると、月々の保険料は12207円とシュミレーションされました。計算すると、驚愕の元本割れになります。


(学資金総受取額:180万円)−(総支払い額:234万3744円)=(差額:−54万3744円)


なぜ支払った保険料よりも、もらえる学資金の合計が50万円以上も低くなるのか。・・・もちろん、医療保障と養育年金の保険料のせいです。上記シュミレーションでの契約内容を確認します。


学資金 合計180万円 :
[内訳] 小学校10万 中学校20万 高校50万 大学100万

養育年金:60万
入院日額:3000円
手術給付:12万・6万・3万
通院(ケガのみ):1500円


では次に、この保障内容に対して学資保険の保険料が適当であるかどうかを見てきましょう。

まず養育年金60万円ですが、上記設定だと、たった今私が死んだとして、16年間、娘に養育年金が支払われます。合計金額は960万円です。比較対象として、安い保険料で有名なオリックス生命の定期生命保険「ファインセーブ」を使います。


似たような条件として、保険期間15年、保険金額1000万円でシュミレーションしてみると、月々の保険料は2190円。オリックス生命では、月2500円以下の保険料の場合、半年払か年払になるそうなので、ここでは半年払いを選択します。15年間で支払う保険料の総額は38万9700円になります。


次に医療保障ですが、県民共済(私の場合は茨城県民共済)の「こども型」だと月々の掛け金は1000円で年間1万2千円になります。


ただ県民共済の場合、決算後、剰余金が生じたときは割戻金として、払込掛金額に応じて8月上旬に加入者の掛金振替口座にお金が戻ってくるんです。「こども型」では、平成19年度は3765円の割戻金があったということです。


毎年その額は変動しますが、とりあえず割戻金が年間2000円を切ることはないと考えて、毎年1万円の掛け金を支払うと考えます。すると、16年間で16万円。


すると、養育年金の比較として挙げたオリックス生命の「ファインセーブ」の総支払い保険料38万9700円と、県民共済の「こども型」16万円を合計して、約55万円。三井住友海上きらめき生命の「こども保険」のシュミレーションでは元本割れが54万3744円でしたから、妥当な保険料のようにも思えます。


しかし、答えはキッパリ「No」です。養育年金も医療保障も、(必要と考えるなら)学資保険とは別に単独で用意するのが正解です。


ひとつには、上記の定期生命保険においては、私が保険期間である15年間のうち、いつ死んでも娘に1000万円遺せますが、学資保険では死んだ時点から18歳(保険期間)までしか養育年金の60万円は支払われません。


仮に娘が10歳のとき、不幸にして私が亡くなったとします。定期生命保険なら1000万円ですが、学資保険の養育年金では480万円しか遺せません。だったら、上記で挙げたように保険料はほぼ同じなのですから、定期生命保険の方が良いに決まっています。


では次に医療保障ですが、これは県民共済の保障の方がはるかに充実しています。入院日額も手術給付金も通院も、すべて学資保険に付随している医療保障に勝ります。しかも、県民共済には後遺障害や死亡への保障までついているのですから、同じ保険料なら断然こちらにするべきです。


そもそも、学資金は貯めつつ、ちょっとでも増やしていくもの。将来、確実に使うお金です。


それに対して医療保障や養育年金というのは、万が一の危機に備えるためのものです。使うか使わないか分からない。もちろん使わないで済めば、それが一番イイ。貯めるとか、増やすとかいうものではないわけで、学資金とはまったく性質が異なります。


それを同じ保険で確保しようというのが、根本的に間違っていると私は思います。ですから学資保険に加入するなら、医療保障や養育年金は外したタイプのものにするべきです。


ちなみに・・・他の生命保険に入っているのであれば、養育年金(教育費)用に別途、定期生命保険に入る必要はないと思いますし、医療保険についても、ある程度貯金があるなら、子供の場合は不要だと、私は考えています。今回はあくまで比較検討する手段として取り上げただけですので、ご了承ください。


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