アフラックの生命保険「WAYS」は解約返戻し金の改悪だ。


アフラックの生命保険「WAYS」(ウェイズ)は一見、ユニークな保険商品です。保険金の不払い問題などもあり、シンプルな保険がもてはやされている昨今、ちょっと分かりづらい印象があるかもしれませんが、その実力はいかに?アフラックの他の生命保険などと比較しながら、じっくり検証していきたいと思います。


30歳で保険金額を500万円と仮定して、月々の保険料は8870円。60歳で払い済みなので、支払う保険料総額は319万3200円になります。


ホームページによれば、医療保障+死亡保障、年金、介護年金、死亡保障どのコースにしても戻り率が高く、貯蓄性が抜群という感じですが、計算の根拠が素人目にはよく分かりません。


「上記の保障額・年金額などは2008年6月1日現在の保険料率・利率などで計算したものです。今後の経済情勢などにより変動することがあります。」という表現が不気味です。


ただ、死亡保障だけ見れば、確かに319万円で500万円の保障が買えると思えば、かなりお得な計算になります。


アフラックの他の生命保険で「終身保険」がありますが、先ほどと同じ条件(30歳、500万円)で月々の保険料は6935円でWAYSより約2000円も安いですが、保険料の払い込み期間は「終身」です。生きている限り払い続けなくてはいけません。計算してみると、おおよそ90歳以上まで生き続けて保険料を払い続けると、損をする(支払う保険料が500万円を上回る)ことになります。


WAYSと比較するために、60歳までの保険料を計算してみると、249万6600円となり、その差は約70万円。68歳半ばまで生きると支払う保険料がWAYSと同じになります。


どちらが特か、と言えば・・・「神のみぞ知る」です。死亡保障だけで考えれば、68歳までに死ねば「終身保険」の方が得(?)ということになりますが、そんなことは誰にも予想ができません。ですから、戻り率だとか貯蓄性をウンヌン言うことはナンセンスだと思うんです。


ただ、30歳と仮定して、月々の保険料が「WAYS」8870円、「終身保険」6935円で、その差が1935円。この約2000円の保険料の差に耐えられるのであれば、私は「WAYS」をお勧めします。60歳以降に終身保険の6935円を毎月支払うのもツライと予想できます。若いうちに月2000円分頑張った方がラクだと思うのは私だけでしょうか?


・・・しかしここまでは、あくまでアフラック内の生命保険である「終身保険」と「WAYS」を比較しただけの話です。他社の生命保険と「WAYS」を比較すると、また違うことが分かってきます。


結局、「WAYS」というのは解約返戻金の支払い方法や支払い事由を演出して見せたに過ぎない保険商品なのです。そしてその演出はアフラック側に有利なものになっている気がしてなりません。


本来であれば、自分でいつでも自由に解約して、解約返戻し金を手に入れます。当然、使い道も自由です。


しかし例えば、WAYSの「介護年金コース」。これは言い換えれば、解約時期が「公的介護保険の認定を受けた時」と制限されるわけです。介護認定を受けずに死亡した場合でも一時金として払い戻し金が受け取れるとありますが、その額は介護認定を受けた時よりも少なくなります。


これも言い換えれば、解約返戻し金の金額が不確定ということになります。介護認定を受けた後、数ヶ月で亡くなった場合はさらに受け取れる額は減るんじゃないでしょうか?恐ろしいことです。


また支払い方法についても、介護年金コースや年金コースなど、「年金」というと、何だか安心してしまう響きがありますが、つまりは、解約返戻し金の受け取り方法を制限されてしまっているだけです。


アフラック側としてはどうせ解約返戻し金を支払うなら、一括で支払うより、年金として分割して支払った方が負担とリスクが減ります。


「医療保障」+「死亡保障」コースにいたっては最悪です。死ぬまでロクに入院や手術をしない人も多いです。仮に病院に罹ったとしても、いままで支払ってきた保険料300万円以上も要するケースはかなり少ないはずです。言い換えれば、解約返戻し金の支払い時期も金額も不確定極まりない形で制限されているのが、このコースです。


・・・だったら、死亡保障が必要なくなったときに、自由に解約して、自由に解約返戻し金を活用した方がイイですよね?アフラック側にわざわざ解約返戻し金を制限されるメリットって何ですか?場合によっては、ちょっと戻り率が高くなるかも、ってだけです。


じゃあ、いったいどの生命保険がイイの?というお話になると思います。詳しくは「アフラックと他社生命保険との比較結果「終身編」」をご覧下さい。

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